家電店の売り場を見ていて思ったのが、最近の民生向けビデオカメラは光軸を掴む方向にグリップするスタイルのモノに席巻されているなぁという事で。
普通の一眼レフなどのカメラのグリップは「縦の棒を掴む」ような配置に成っているわけですが、ビデオカメラの場合は映像の光軸を掴む方向、何と言うか、普通のカメラで言えば「前を向いたままレンズを空に向けてグリップを掴む」ような構成に成っている。
要は「手首に無理がかかる掴み方」になってしまっているように思えるわけです。
手を上げて頭より上で持つなら違和感は無いかもしれませんが、目の前に液晶ビューが来るように持つには、手首を少し手前にヒネらないと水平にならないわけです。
この傾向は最新の3Dビデオカメラでも同じ状況であります。
ソニー SONY フルハイビジョン3D ハンディカム TD10 HDR-TD10/S
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まぁ三脚を使って回すなら全く支障ないとは思いますが、手持ちで撮影するにはどうにも違和感がある気がするのです。
昔から、
http://www3.jvckenwood.com/dvmain/gr-dv1/index.html
(これは友人から譲ってもらったもの)とか、
http://www.sony.jp/handycam/products/DCR-PC350/index.html
とか、
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=HDC-SD7
とか、縦に掴むタイプのビデオカメラばかり使っていたので、最近のスタイルに慣れていないというのもあるのかも知れませんが、にしても明らかに人間の手の構造からして無理があるグリップになってると思うんだけどなぁ・・・うーむ。
それでも、SONY、パナソニック共にラインナップから縦型が消えていると言うことは、縦型のニーズが少ないという事なのだろう。多分。
光軸を掴むデザインにすればレンズからセンサーまでの距離を稼げるからズーム構造が容易にできるってのは解る。
でも、以前は光軸に沿ったセンサーの更に後ろにビューファインダーがあったから余計に光軸方向に長いデザインになってしまうのは仕方なかったとしても、最近は液晶ビューファインダーがサイドパネルを開く構造になっているものがほとんどなわけで、それなら光軸方向は詰めて、縦グリップできるようなデザインにしやすいような・・・気がするけど、そうはならない。
ザクティとか構造特許持ってたりするのかなぁ・・・
ガングリップ式でマガジン部分にバッテリーパック入れるといいと思うんだけど、まぁ、何か理由があるのだろう。縦にするとデザイン的に悪いとか、実質容積、サイズが大きくなっちゃうとか、あるのかも知れませんなぁ。
うーむ、でもグリップし難い、ビデオカメラ。
でもまぁ、最近は一眼ミラーレスカメラやコンパクトカメラでもフルHDのビデオが撮影出来る時代だから、そちらにシフトしてくるのかも知れません。
にしてもアレです。
3D映像を高画質で撮影できるカメラは出ないんですかね?
フジが3DW1を出して以降、モデルチェンジでW3は出たものの、他にちゃんとした2眼構造のデジカメが市場に出てこない・・・・というのは、やっぱりニーズ無いのかなぁ・・・・どうせ撮るなら奥行きまで再現できた方が面白いと思うんだけどなぁ。とりあえず3Dで撮っておけば、自動的に2Dも撮れるわけだし。うーむ。
まぁ、コストがかかるってのは大きいのでしょうけども。
ああ、覚めるような高画質で立体映像を撮ってみたい!(私だけ・・・