代理闘争に明け暮れ!3

こちら、至極フツーの 航空ファン・サラリーマンの駄文日記帳で御座います。m(_ _)m

成田の事故のニュースを見た

成田の着陸失敗事故は想像を遥かに超える状況だったんですね。

ニュースで着陸時の動画を見ましたが、大型機があんなにバウンドしたの初めて見ましたよ。

で、バウンド後にあの角度で機首から落ちてしまっては、姿勢制御は不可能だったでしょうね・・・しかし・・・あれ、ウインドシアというか、マイクロバースト並の風の急変動だったんじゃないかなぁ・・・着陸寸前、失速寸前とは言え、10ノットの風速差でああなるとは思えないんですけども。

でもFedExのMD11、他の空港でも同じようにひっくりかえった事があるんですね。

やはり3発機はリアヘヴィーな分、つんのめるように接地した場合の安定度がかなり悪いのかも。

あと、あのつんのめりようからして、リアにある第二エンジンを一気に噴かした結果、機首が急激に下を向いた・・・とかもあるのかなぁ・・・普通の双発機とは違うのでいろいろ考えちゃいますね。

って、素人の想像上の話なので当てになりませんが。

詳細はフライトレコーダーの解析待ちでしょうか。

しかし、日本の正面玄関にあたる国際空港、あまりにも貧弱ですね。せめて平行滑走路がジャンボ対応なら救いがあったのに・・・やはり反対派の多い成田に公共性の高いものはダメなのか・・・やはり海上、羽田なのか・・・

あ、そうそう。一般市民には珍しい言葉だからだと思いますが、「ウインドシア」(WS)がやたらクローズアップされて報道されてますね(^_^;
前日も23回も出ていたとか・・・
いや、別に成田でWSなんてそんなに珍しくないですよ。強風の日はしょっちゅう出てますよ。メディアの皆さんが知らないだけですよ!
と、普通に毎日METAR見てる私が言ってみる(えー

やつらは更に酷い「マイクロバースト」なんか、絶対知らないんだろうなぁ・・・航空事故に至るのはこっちの方が多いと思うんだけど。

ちなみに事故当時頃(午前7時)の成田のMETARは

RJAA 222200Z 31026G40KT 9999 FEW020 12/M02 Q1001 NOSIG RMK 1CU020 A2957 P/RR

訳すと「日本時間23日午前7時、北西の風26ノット、瞬間最大40ノット、視程10km以上、高度2000フィートに僅かな雲、気温12度、露点−2度、気圧1001ヘクトパスカル、状況変化無し、補足、雲は全天の1/8程度の積雲、気圧2957水銀柱インチ、気圧急激に上昇中」

この時点ではWSは出てないですね。
恐らく空港から直接無線で連絡していたのでしょう。

でも、午前8時のMETARでは・・・

RJAA 222300Z 30018G29KT 9999 FEW030 13/M04 Q1002 WS R34R NOSIG

34R滑走路でウインドシアが出ている事がわかります。

やはり、風は強かったんですねぇ・・・