代理闘争に明け暮れ!3

こちら、至極フツーの 航空ファン・サラリーマンの駄文日記帳で御座います。m(_ _)m

天体観測を

中学生の時は科学部(手広く理科をやる部活)で、高校は物理部(まぁ実態はパソコンと電子工作)だった私ですが、実は高校の時に同じ学校の天文部と交流があったのです。
当時、理系少年のご多分に漏れず宇宙にも興味があったので、天体図鑑や星図を持ってたりしました。
が、本気で星座の名前や位置を覚えたりするほどにはハマらず、「いいですよね、天文」くらいの感覚でおりました。
で、学内で一度、天文部の天体観測会に参加させてもらったことがありまして、これが田舎の高校だった事もあって、夜の空は暗くて澄んでいて、星が大変綺麗に見えた印象があって、「いつか天体望遠鏡を買って、自分も天体観測をしてみよう」と、こう思っておりました。
しかして先日、もう人生の半分以上が過ぎ去っている現実をハタと思い出しまして、これはイカンと、このまま日常に流されて時が過ぎてしまうと人生でやろうと思っていたことをやらないままに死んでしまうのではなかろうか、と、こう焦燥感に駆られた…という程でもないのですが、まぁ、要は思い付きで昔憧れた天体望遠鏡を買ってみることにしたのです。
普段、飛行機撮影で600mmくらいの超望遠を使い慣れていることもあって、どうせ星を見るなら遠くの星雲くらいまで識別できるであろう、1000mmオーバーの反射望遠鏡を買ってやろうと思っていたのですが、これがけっこう大きくて高いんですね。
で、いろいろと種類を見ていると、マクストフカセグレン式なる方式のもので、F値は12.7と暗くなるものの、1300mmの焦点距離を実現しつつ、口径は102mmと比較的コンパクトで、更にお値段もまぁ頑張れば買えなくもないくらいのモノがある事を知り、これを購入してみた次第であります。

当初初期不良に当たってしまうなど残念な滑り出しではありましたが、無事修理されて来まして、やっと星を見られる環境が整いました。
で、せっかくなので写真も撮りたいなと、こう思いまして、スマホを固定するアームと、カメラを取り付けるアダプタも追加購入してみました。
Kenko アダプター Tマウント α(ミノルタ、コニカミノルタ、ソニーα) 用 (P=0.75) 499603

Kenko アダプター Tマウント α(ミノルタ、コニカミノルタ、ソニーα) 用 (P=0.75) 499603

で、まずは都市部の自宅からでもそこそこ見やすい最寄りの天体ということで「月」を見てみたのですが、焦点距離こそ1300mmとは言え、たかだか口径100mmちょいの望遠鏡なのに、想像以上に月面が近く見えて驚きでした。
そして想像以上に月の動きが早い…地球の自転が早いというべきでしょうか、とにかくフレームからあっという間に動いてずれていってしまうというのも体感できました。
なるほど、これは電動で追跡してくれる台座はありがたいモノだろうなぁと。
という事で、この夏のうちに望遠鏡を積んで、どこぞの山にでも出かけてみようかと、こう思っております。さて、昔の天体観測会で見たあの印象の通り、綺麗に写真が撮れるとよいのですが…って、でもきっと記憶が相当に美化されているのだろうなと容易に推測できるので、まぁ過度な期待はしない方向で、気楽に行きたいと思います。
ちなみにスマホのカメラを接眼レンズに当てて撮影するのはお手軽で良いですね。ホント、便利な時代になったものです。添付はスマホで撮ったものですが、山に行ったら一眼レフカメラでじっくり撮ってきたいですね。
もちろん普段飛行機撮影に使っている望遠レンズや全天を狙える広角レンズも持って行って、焦点距離を変えて星空を撮ってみたいと思います。
と、そんな感じで、とにかく素直に、単純に、童心のワクワク感を感じますなぁ、天体望遠鏡。買ってみて良かった。うん。