飛行機をうまく飛ばすというのは大変らしい。
ちょっと勉強してみると、実に奥が深い。
航空力学というのが一つの学問として成立し得る理由が少し解った気がする。
パワー調整と揚力と機体の傾きと「トリム」が必要な理由。
傾いていないと水平飛行にならないという事。
実際の旅客機は水平飛行中、実は3度くらい上を向いて飛行しているという。
ラダーを使って機体の向きを変えても実際は横滑りするだけで進行方向が変らないこと。
冷静に考えてみれば、そりゃそうだ。飛行機はクルマみたいにタイヤで横Gを受けて曲がれるわけじゃない。
浮いてるわけだから、機体の向きだけ変えても慣性で初期の飛行方向に飛んでしまうわけで。
ドッチボールを投げて、投げたボールが空中で回転していても飛行方向は変らないという事だ。
そして、実はV1が「離陸決定速度」で、これを越えてしまうと止まろうとしても滑走路内で止まりきれず、オーバーランしてしまう速度。V2は「安全離陸速度」で、飛行機が上昇を継続できる最低速度だそうですよ。
私、V1とV2を間違ってました。某Yさん、あなたが正しかったっ!
というわけで、今までいろいろな飛行機ゲームで遊びましたが、高度なゲームをやると今までのゲームが如何に簡略化されたものだったのかが良くわかるのですよ。
まるで初代リッジレーサーで遊んだ後にグランツーリスモ3をやるような。いや恐らくはそれ以上のリアリティーの違いがあると思う。
ゲームとして楽しいのとリアルなのは違うわけで、これはこれでイイと思いますが、<font color=red size=5>ゲームをやって実機が簡単に操縦できると思ったらそれは大きな勘違いというものであります。</font>
かくして自家用機購入計画は無期限延期とすることに致しました(爆
しかし、なるほどね、道理で電子制御とオートパイロットが発達するわけだ。
かくして、自家用機はダメですが、それを買ったつもりで自宅に大型飛行機シミュレーター筐体が欲しいとか思い始めている今日この頃。
スクリーンはプロジェクターかプラズマの50インチクラス。
操縦桿はアナログスティックの改造版で、かなりリアルに。もちろんスラストレバーとラダーペダル実装。スイッチ類も再現。
さすがにアナログメーターを駆動させる所まではしませんが・・・欲しいナァ・・・パーソナルコックピット。