代理闘争に明け暮れ!3

こちら、至極フツーの 航空ファン・サラリーマンの駄文日記帳で御座います。m(_ _)m

新年早々いろいろあるな…

昨年の年末は奥さんがカウントダウンジャパンのライブに行っていたこともあり、車で送迎しつつ部屋の片づけをしたり近場を周遊したりして無難な年の瀬を過ごして車で移動中に年越しという感じでした。

ここまでは良かったのですが、その後諸々あったのでお気持ちメモを書いてスッキリしておこうと思い、呟きでなく日記に残すことにしました(ぉぃ

で、元旦に神奈川の実家へ帰省して、お茶を飲んでいたところで緊急地震速報が出てしばらく後にゆっくりした揺れの地震が。
テレビをつけたら早々にNHK地震速報番組に切り替わってて震度5、6…7と出て来て、「おいおい7って東北震災レベルじゃないか?」と思った所で津波警報が出て、おいおいおいと思っていたら程なく大津波警報が出てこれはヤバイと。

で、なんだかんだと一番情報が速いTwitterを観察。
見ていると、時間と共に現地のリアルな情報とこれに並行して遠方の人々の憶測情報や、良かれと思っての真偽が曖昧な情報、お気持ち表明、あきらかなデマ、盛り上がりに乗じた関係無い人や組織への攻撃や誹謗中傷などが流れていて、更にこれに小銭稼ぎのレスが大量にぶら下がるという、相変わらずのカオスっぷりのツイッターワールドではあるものの、それでも1次情報が最速で入ってくるのはやはりTwitterだと再認識した次第。

並行して会社の状況を確認したり、錯綜するネットから確証のある情報を選択収集したりしつつ、自社関係は被害無しなことは確認できて一安心したのも束の間、その後の被害状況が出て来て震災を思い出して沈痛な気持ちに…
実家もお祝いムードが完全に消えてしまって、見ていても何ができるわけでもないし、もう今日は早寝しようということで早々に就寝でした。

翌日はできるだけ日常路線で行こうという事で、実家でお雑煮を頂いて、昼食まで一緒に食べてから千葉の自宅へ戻り。

帰途についてすぐに羽田で事故だという情報が入ってくる。
やはりTwitterを見ると、最初は情報が少なくて、炎上?乗員乗客の安否は?トラブル?衝突事故?空中衝突?着陸した直後?管制は?みたいな感じで曖昧な空気でしたが、その後徐々に情報が入ってきて民間機側は全員無事ということで安堵したものの、保安庁側は人的被害ありとのことでまた沈痛な状況に。

例によって憶測やお気持ち、非難に誹謗中傷が混濁していて酷いものですが、脱出できた本人からの情報などが見られて即時性はやはりこれだなと。

で、元旦も2日もメディアとしてはやはりNHKが最も冷静確実な情報を流していたという印象。
テレビ報道でもネットニュースでも変な色付けが無く、早くて正しい情報はNHKだった。いろいろ言われるけどこういう時には価値を見せてきますね。
他民報はスポンサー対応の関係で元の番組を中止するのが難しいためか、やはり速報性が落ちる印象。
そしてネットネイティブのニュースサイトはゴシップ誌に近いノリで煽りが過ぎる表現が目に付いて、やはり正確性や客観性が落ちる印象。という感じでした。

ちなみに津波警報時のNHKアナウンサーの件ではいろいろあったようだけど、311の震災を知っている者ならば「あれくらい非日常的な言い方をしないと正常性(日常性?)バイアスで動かない人々を助けられない」ことを知っているので「過去の知見が生かされた」とわかるわけですが、そのあたりを知らない人は何だあれはってお気持ち表明してしまうんでしょうね。

それから個人的には駅伝の選手後方のスピーカー付ワゴン車から叫んでる監督の方がよほど気分が悪かったんだけど、でもあれも昔から応援団がトラックに箱乗りで応援しながら追走していたという歴史を見たら、ああその名残なのか…と少しだけ気持ちが落ち着きました。

やはり無知は罪だし非合理の元だと再認識。

それでも駅伝のスピーカーで喚くのは正月から気分が悪くなるのでやめて欲しいと思うお気持ちは変わりませんが。
まぁそこは自分が見るのをやめればいいだけなので今後見ないことにして解決としたいと思います。

後はとにかくすべてについて感じたのが記者会見やプレス発表での「記者の質問の質の悪さ」ですね。
確定でないことでも自分たちがセンセーショナルに書きたいことをなんとか言わせて「今言ったな?言ったよな?」という状況に持ち込んで、切り取って煽り報道で盛り上げたい、ビューを稼ぎたという魂胆が丸見えでした。
もっと、こういうことは考えられないのかとか、この面では大丈夫なのかとか、説明が不足していることや内容があいまいな点を確認するために補足を促すとか、価値のある質問をして欲しいと思う。
ただし、発表側も「いやそこは現時点で客観的に確実でしょう?」みたいな当たり前のことも「現在確認中」で逃げているような部分も少なからずあって、覆りようがない確実なことについては、何重にも確認して許可や承認を取ってから出る確定報を待たずに「点時点で確定情報ではないが、概ね○○な状況と認識している」くらいの発表はあっても良いんじゃないかと思いました。
まぁ迅速を取るか確実を取るかのバランスは常に議論になるところとは思いますが。

にしても、これもネット時代になってプレス発表が生中継されるようになったから私みたいな民草でも確認できるようになったことなわけで、昔はこれが報道関係者だけの密室で行われていたのだから一般大衆は大元の発表者がどう話していたのかを検証できず、切り取りや印象操作された報道でもそのまま鵜呑みにするしかなかったんですよね。
そう思うと、やはりこれも技術の勝利の一端なんじゃないかと思いますね。

と、いろいろ考える年頭でありました。

休みの最終日は鈍行列車で近隣乗り鉄の旅でもして正月休みを締めたいと思います。
今年もなんとか乗り切ろう…

賀正。