代理闘争に明け暮れ!3

こちら、至極フツーの 航空ファン・サラリーマンの駄文日記帳で御座います。m(_ _)m

休日倶楽部メモ20240620-25

【旅程1】帯広行き

まずは陸路で北海道に行くミッション。
青函トンネルの解説放送が流れるんだなぁと思いつつ、北海道についたら北の大地を走っておりますという案内放送もあってなかなか。

ただ、元々満席だった早朝の列車の空席が湧いた瞬間を抑えた関係で3列並びの真ん中の席だったので車窓は見えず、飲み食いもしずらく、単調な移動になってしまったのはダメだった。実質9割くらいの旅の楽しさが消えてしまう感覚だった。隣の乗客は仙台でも盛岡でも降りず、しかしぎりぎり新青森で降りてくれたので肝心要の未見の青函トンネル前後では車窓からの景色が楽しめたので救いはあった。貨物線のレールが取り込まれで3線になるところも見えたし、一応目的は良い感じに達成できたかなと。
と言う事で、今後は窓側が指定できなかったら別の列車にするか旅行を断念することにしようと思う。わりと本気で。

  • 函館

せっかくなので行った事が無かった函館に寄り道。

五稜郭を観光するには時間が短かったので市電に乗って港へ。

カリフォルニアっぽい(より正確にはサンフランシスコか)ライスを食べようと思ったらお店が定休日でしまってたので、結局最初に考えていた鉄板の某ピエロなハンバーガーを頂く。
繁華街の店は行列ができていたので少し市街地側にある店舗に行ったら並ばずに入れて正解でした。

生姜の風味とソースのマッチングが良くて確かに美味しい。
函館まではわりと簡単に行けることがわかったので多分また行く気がする。今度は普通のバーガーも食べてみようかなと。

  • JR特急北斗・札幌行

なんか北海道の特急の自由席が無くなって全席指定になってから特急列車が空いているというネットのガセネタを見てしまい完全に騙された。
普通に特急北斗は満席。前日に念のためにと空席状況を見たらほぼほぼ埋まっていてこれはヤバイと思って何とか通路側の席を確保していて正解だった。実際指定取ってない倶楽部きっぷ利用者らしい人がデッキで座り込んでいる状況だった。そしてこちらも窓側じゃないのでせっかくの北の大地の車窓が楽しめず凄くガッカリ。
ただし某スマホゲームはめちゃくちゃ捗ったのでまぁ今回はこれでヨシとしておくことにする。

  • 南千歳

特急の時間まで1時間あったので買い出しに空港に寄り道。やはりお土産の種類はおそらく道内一。保険で空弁も買っておく。

  • 南千歳
  • JR特急おおぞら

こちらは前日時点で窓側の空きもあったようなので指定を取っていなかったら当日埋まってしまい、通路側の空席に座れはしたものの、やはりせっかくの北の大地の車窓が楽しめず凄くガッカリ。次の機会があったら絶対窓側取る。
で、この苦渋の経験を踏まえて明日の特急は窓側の指定を確保。帯広駅で発券してとりあえず翌日は窓側で旅ができる状態に。その代わりこれで6回指定券を発行してしまったのでこれで打ち止め。後の特急は空席か自由席で行くしかなくなった…が、まぁ十分かなと。

  • 帯広

さすがに道央まで行って日帰りは不可能なので帯広の安めのビジネスホテル素泊まり。

夕食は駅の屋台で豚丼弁当を販売してくれていたので豚丼弁当を頂く。やはり現地の豚丼は一味違う。わざと炭火で焦げ目を入れているためだと思うけど肉の香ばしさが違うんだよなぁジェネリック豚丼とは…そうそうコレコレ、これが豚丼という実感を味わいつつそこそこに就寝。

 
【旅程2】東京戻り

  • 帯広

長距離移動で疲れているから朝までぐっすり眠れるかと思いきや、なんと午前3時半に目が覚めてしまいそこから寝付けないという罠にハマってしまう。
ベッドや枕が悪いわけじゃない、普通に快適に寝てるのに目が覚めちゃう。
で、程々に寝直しをあきらめて朝風呂にも入りつつ、こりゃぁ日中車中で寝落ちそうだと思いつつ早朝から宿を出立。

  • JR特急とかち2号・札幌行


昨日確保しておいた窓側の席で車窓を愉しみながらの旅程。天気は霧雨から晴天から曇天と変化。そしてなんか蒸し暑い?という意外な北海道に。
昨日予備で買っておいた空弁を朝食に頂きつつ、そうそうコレだよ列車の旅という感じでご満悦。

なんだけどやはり予想通り眠気が襲ってくる。なんども首をガクンと落としつつ、流れる峠の景色を薄れた意識で眺めながらリアルにウトウトしているという快適な列車の旅も束の間、噂のシカ衝突事案が発生してしまい急停車。安全確認で札幌駅での乗換時間30分が消える事態になり焦る。最悪札幌から先のコースを変更しないといけないかも?と思い始めたところ、これが直線のトンネルで「絶対ヤバイだろこのスピード?」という感じのターボ唸りっぱなしの全開ディーゼル特急は、めちゃくちゃ揺れながら高速走行してくれてかなり遅れを取り戻し、結局札幌には15分の遅れで到着。乗換は十分可能な状況で助かった。本気出すと凄いなディーゼル特急。

  • 札幌

ただし駅から出てぶらぶらする時間は無く、お手洗いだけ行ってコーヒーを買ってそそくさと乗換。

こちらも何とか座れて移動。ロングシートなのと海側の座席に座ってしまったので銭函から小樽までの海の景色が見えず失敗。こちらも次回は陸側の席に座ることにしようと誓う感じで。

  • 小樽

今回は乗換時間が短めだったのと座席確保のために早めに乗り換えたので駅周辺の散策は無し。


乗客の大部分は小樽で降りている感じでしたが、乗り継ぎの列車は編成も短くて余市方面へ行く人でそこそこ混雑。とは言えスキーシーズンが終わっていて外国人スキー客が消えていたので前回と比べるとボチボチ普通に座れる感じでした。
そして乗客の大半は余市で降りていき、その先は空席の目立つ気動車でのんびりした旅路に。

昔、日本全国特急旅行ゲームというボードゲームで名前だけは知っていた倶知安
ここも乗換時間微妙でまぁ普通に乗換。北海道新幹線の延伸工事が本格化していて久々に大規模工事を見た気がする。昨日特急乗り継いで移動して思ったけど、北海道も新幹線引いた方が良いよ。やっぱり広過ぎるよ。


こちらも乗客はあまりおらず、まぁ普通に座れました。
が、ちょっと座り過ぎで足腰が痛くなってきたので列車の最後尾に移動してつり革手すりに掴まって立って移動に切り替え。
後方に流れていく線路を見ながら、ふと、今、こうして鉄道の旅に出たくなって実際に出かけているのって、子どもの頃に前述の特急旅行ゲームで遊びながら「いつか本当に特急列車に乗って全国を回ってみたい」と思っていた事を大人になって実現できるようになって、今まさにそれを実行しているのではないか、と、そんな考えが頭を過ぎりつつ、天気の良い川沿いの山間部をのんびりと、延々と気動車は走っていくのでありました。

こちらも名前は知っていただけな感じの長万部
ただしこっちは例のゲームではなく、アニメ版ななこSOSに登場する「とうきびおーいしっ!」が口癖の長万部の印象が刷り込まれてしまっていて例のテーマ曲まで脳内再生されてしまう始末。
現実的には単純に特急に乗換しただけだけど、微妙な乗換時間を乗客もまばらな北の大地の古き良きターミナル駅のベンチでボーっと風を受けながら待つという、ある意味贅沢な待ち時間を堪能した感じでありました。

  • JR特急北斗・函館行


行きに満席でビックリだった特急北斗号、帰りは混み気味ではあったもののネット検索で窓側の空席があることがわかったのでその席へ着席。
無事新函館北斗まで車窓を愉しめたので良かったなと。

行きは新幹線から直接函館ライナーに乗り継いでしまったので駅から出ていなかったので今回は出場。
噂のずーしーほっきーの像を見物。いやぁ何と言うか船橋ふなっしーに匹敵するヤバい感じが実に良いですね。

で、それじゃぁホッキの弁当でも買って行こうかなと思ったら案外弁当が売って無くて、そのうち発車時間が来てしまい、これといった名物を買う間もなく発車でした。

こちらの列車は早めに指定券を取っていたので無事窓側。はやりこうでなくては。
と言う事で帰りは車窓を愉しみつつ、さすがに寝不足が続いていることもあって長いトンネルに入るたびに寝落ちながら東京へ戻る感じで。

  • 東京

という感じで途中寝落ちていたためか体感では行きよりだいぶ早い印象で無事帰着でした。
 
【旅程3】三陸リアス巡り

  • 東京

今回はかなり朝早い列車だったので早朝から移動。東京駅にも少々早く着いてしまったが、おかげで人が殆ど居ない新幹線ホームの写真が撮れて良かった。

早い時間にも拘わらずさすがの東京駅の売店は一部早朝から営業していて、なんとなく保険でサンドイッチと飲み物を多めに買って乗車。

こちらも窓側の席を確保していたのだけれど、昨日も見た景色だし、いかんせん寝不足で眠くてうたた寝しながらフワフワとした感じで移動。

  • 盛岡

盛岡も乗換時間が半端だったのと、前回お土産も買ってしまっていたので目新しいモノも無く、普通に乗換え。

噂の山田線に乗車。
2両編成だったんだけど1両は指定席車両でもたついているうちに自由席の方の良い感じの席は他の人に座られてしまい、ロングシート座席に座って対面の風景を見ながらの移動。

かなり山の中を走っていて風光明媚な感じ。もう一回くらいクロスシートに座って風景を見てみたい気がしたのでいずれもう一回くらい乗るかもしれない。


震災から復興してきている宮古。1時間程時間があったので市街をぶらぶらと散歩。
で、やはり街自体はいろいろと無くなってしまっていて、これといった食堂も見当たらなかったのでコンビニでおにぎり買って車中で食べることにした。

良い感じにテーブルが付いている三陸鉄道の車両、ありがたい。ということで無事着席できておにぎりを食べつつ後方視点を眺めつつの移動。

  • 釜石


ここも乗換時間が微妙で単に乗換のみでした。

さすがに座り疲れた(?)のでこの区間は小一時間程ということもあり、電車の後ろの窓に張り付いて立って移動。

で、リアス線って、リアス式海岸の半島がギザギザになっている根元をトンネルでまっすぐぶち抜いてのこぎりの谷部分にある集落の駅を繋ぐ感じなのね。とにかくトンネルが真っすぐで長い。でもって時々トンネルから出たところで良い景色が見えたりもするものの、震災以降に巨大な堤防が整備されていて、まぁやむなしなんだろうけど風光明媚さは失われてしまったと、そんな印象で微妙な気分でした。

個人的には大船渡は聞いたことあったけど「さかり駅」って知らなかったなぁ…というかずっと「もり駅」だと思ってた。道理で駅名検索しても出てこなかったわけだ。
ということでBRTに乗換え。


今日の主目的、BRTに乗車。
結果的にはまぁバス・ラピッド・トランジットなわけで、路線バス、それも地元で毎日のように乗ってる路線バスと同じ型のバスで乗り慣れ過ぎてる感(笑)
で、なんとなくBRTのイメージにあったガイドレール専用軌道の方式は名古屋だったのか。
大船渡は線路跡の専用道路、一般道、高速道路を走って、ちょっと変わった、でも定時性がとても良い路線バス…と言う感じでした。
線路跡の専用道路を通る区間が思ったよりかなり短くて(ほぼ盛駅から少しの区間気仙沼の手前の区間くらいだったか?)、大部分が一般道走行と言う印象だった。


こちらも名前は知ってたけど駅前に何かあるわけでもなくて、普通に乗換えでした。


と言う事で新幹線駅へ戻る旅程。こちらは山田線の登山鉄道っぽい風景にに比べると比較的普通の山間路線という感じでした。
途中の石切り場がなかなか迫力があって、なんでも石灰石の産地らしい。確かに石灰質の白っぽい岩が多い気がした。

  • 一ノ関

ここが今回の旅程で最も乗換時間が短いポイントで、駅弁売り場は午後6時半には閉店していて弁当は買えず。

  • JR新幹線やまびこ・東京行


と言う事で、ここで朝買ってそのまま持ち歩いていたサンドイッチを食べることに。まぁこのタイミングで食べないと家に持ち帰ることになってしまうので結果オーライだったかもしれない。
そして山間部を走るローカル線を乗り継いだ後に乗る新幹線320kはやはり速かった。
ボーっとしてたらすぐ仙台、その後うたた寝してたら宇都宮という感じでした。

  • 東京

と言う事でなんとか計画通りに帰着。
しかしまぁやっぱり日帰りで三陸ローカル線巡りは厳しい旅程だったなぁ…明日は少しゆっくり目に出かける予定で。
 
【旅程4】長野新幹線と栃木新幹線

  • 東京

昨日けっこう疲れていて、今日はいっそ出かけるのやめようかな?とも思ったものの、朝にはしっかり起床してしまい、少々ゆっくり朝食を食べてから天気の悪い中一応出発。

さて、ここまでの旅程で既に6回の指定席券を使い果たしているのでここからは自由席のある列車で移動するしかない。と言う事で長野新幹線で上田へ出かけることにした。
あさま号は東京寄りの4両が自由席、長野に昼につくくらいの列車でしたが普通に窓側に座れました。
高崎から上越側の分岐の良い感じの傾斜を感じつつ移動。ただし天候は悪化方向な感じ。

  • 上田

と言う事でソウルフードと言われるあんかけ焼きそばを食べて自宅へのお土産も買って帰る。
天気が良ければ長野まで足を伸ばして善光寺さんにお参りしようかとも思っていたものの昼くらいから雨が降って来たので昼食だけ食べて戻ることに。
そして道中にあるみすゞ飴本舗でみすゞ飴の詰め合わせを買ってリターン。美味しいですよね、みすゞ飴。


帰りもあさま号で。長野からそこそこ席が埋まっていたものの一応窓側は確保できて良かった。上田の自販機で購入した蕎麦茶をすすりつつ戻り。

  • 高崎

途中、ああ、軽井沢で降りてもいいかなと思ったものの、やはり雨天のままだったので散策するのはあきらめてそのまま高崎へ。

せっかくなのでローカル線巡りでもして帰るか、と考えて良い感じに両毛線の時間が近かったのでこれに乗車。まぁ普通にロングシートだったし、路線も特に風光明媚な山間を走るでもなく、あまりローカル感は無いなぁと思いながら淡々と移動。

  • 小山

と言う事で普通列車で帰るのも悪くないかもしれないとも思いつつ、正直車窓の景色も代り映えしない感じなので素直に新幹線で戻ることに。

  • JR新幹線なすの・東京行


で、まぁ各駅停車の新幹線ならスカスカだろうと高をくくっていたら到着した列車はほぼ満席に近い状態でビックリ。
なんとか空いていた3列席の通路側に着席して戻る。ということで車窓の景色は見えないのでイヤホンで音楽を聴きながらうたた寝しつつ東京へ。

  • 東京

大宮で窓側の席が空いたので移動。最後は景色を見ながら移動できたものの、天気は相変わらずで爽快感は皆無という感じで無事帰着。
 
【旅程5】上越新幹線東北新幹線

  • 東京
  • JR新幹線やまびこ・仙台行

で、なんだかせっかく権利があるのに行使しないのは勿体ないと思ってしまい、無駄に新幹線で大宮に行く事にする。

  • 大宮

新幹線に乗るのが目的だったので特に用事も無く、お腹も空いていなかったので何をするでもなく途方に暮れる感じで。

いろいろ経路を考えたものの、やっぱり特に用事もないし、高崎に行くにも宇都宮に行くにも時間的に微妙だということで、それじゃ何となく成田方面も回ってみるかと思い立ち、とりあえず東京へ戻る。

久しぶりに常磐線に乗車。成田へ向かうのに総武快速線という手もあるものの、ここは我孫子から成田線に乗ろうという魂胆…
だったのですが、なんか突然車内でドライゼロ飲みだすオジサンとか居るし、隣の兄ちゃんもなんか挙動不審だし、反対側の兄ちゃんも絶妙に汗臭くてマスク越しでも臭ってくる始末というカオストレインの洗礼が…さすが途中MAD駅を擁する常磐線。これはヤバイ。

で、なんとなくここまでの精神的負担から成田線に乗る気が削がれてしまい、乗換時間も30分くらいあるし、なんかもういいやと思って駅前の売店でお茶を買ってそのまま東京へ戻るという挫折。

で、戻りは各駅停車でのんびり行こうと思ったら、よく考えたら代々木上原から地下鉄に入っちゃうのでこれじゃ東京に戻れないじゃん…という事で素直に快速でリターン。

  • 上野

同じ路線をそのまま戻るというつまらなさもあってか、東京に近づくにつれなんだかモヤモヤした気分になっていたのですが、三河島あたりで唐突に「もう一回新幹線に乗りたい…」と思い至り、上野で途中下車してそのまま地下ホームから新幹線に乗るアクロバットを実行。これだ、これこそフリーパスの本領発揮であります。

  • JR新幹線たにがわ・越後湯沢行


で、地下ホームに着いたところ、一本前のやまびこ号がそこそこ混んでたので4分後に来るたにがわ号に乗車。
しかし今のご時世でグランクラスグリーン車以外全席自由席って凄いよなぁ…当然各駅停車だけど。と言う事で余裕のE7系でまったりとお茶を飲みながら今回最後の新幹線を堪能。
窓を流れる景色を見ながら「ああ、この一連の無謀な移動だけの旅もなかなか良かった、良い旅だった…」と感慨深く思いつつ、「次に倶楽部パス買ったらこんな無謀な旅程はやめよう…」という考えが頭を過ぎる。が、多分次回買う頃にはまた無謀に乗りまくる旅程を組んでしまうに違いない…そんな気がする。

  • 大宮

と言う事で18分で大宮に到着。またしても用もないのでトンボ返り。

さっきは上野東京ラインだったので今度は埼京線で戻る。どうせなら快速でサクッと戻る。

  • 五反田

と言う事でここから先はりんかい線に入ってしまうので山手線に乗換え。

  • JR山手線
  • 東京

無事帰着。今回は北海道にも行ったし、雑に新幹線を無駄使いするという贅沢も楽しんだので前回以上に切符を使い切った感が大きくて満足感が高かった。これは良いきっぷだ。また買おう…
やっぱり新幹線をほぼ自由に使えるってのはとても楽しくて気分が良いなと思った。
と、そんな休日倶楽部パスの旅、終了。