代理闘争に明け暮れ!3

こちら、至極フツーの 航空ファン・サラリーマンの駄文日記帳で御座います。m(_ _)m

α55で飛行機を撮ってみた

と言うことで、α55で飛行機撮影をしてみたわけですが。利点と欠点はそれなりにある印象。

まずは小型軽量なこと。収納が楽。肩からぶら下げてても煩わしさが少なめな感じ。
ですが、実はカメラが重いのって、レンズが重いんですね、これが。なので、出撃重量は案外大きくは変わらないかもしれない(苦笑

バッテリーの持ちは、言われるほど酷くはないかなぁという感じでした。1時間半程で1000枚くらい撮りましたがバッテリーは半分くらい残ってますね。フラッシュ使わないからカタログ値よりはたくさん撮れると言う事でしょう。

連写が速いのも良いです。レア機材が来た時はとりあえず枚数を押さえる事ができますね。
反面、つい連写してしまう・・・という問題もあり。無駄に撮影枚数が増えるリスクもあります・・・が、通常絞り優先を使う私としては、最高速連写モード(セレクターで選択する)を使う事はあんまりないかも知れません。(^_^;

AFの精度と速度が上がった感じがする。これは基本性能として大変ありがたい事です。良好です。
また、コンティニュアスAFモードが実用レベルの性能になった気がします。
今までの700の動体追尾AFは追従速度と精度がイマイチな印象があったのですが、55は機械に任せられるという感じ。飛行機のAF追従は今までよりもかなり良くなった気がします。これなら常時ワイドフォーカスで追従モードを使ってもいいかも。

その他、基本的な操作性は個人的には支障なく、良好かなと思います。通常絞り優先モードを使うのでそこはフロントのダイヤルで調整できるし、ISO、明度補正機能もショートカットで行ける。

で、構造上仕方ないことですが。

結構おもしろい絵が撮れるオートHDR機能。ですが、まぁ当然ですけども、撮影後に画像処理時間が発生します。この時間は次の撮影ができないんですねぇ。
なのでワンショット的なモノには使えますが、飛行中の機体とか、動体には使えません。そして同じ理由でマルチショットノイズリダクションも無理。
でもこの両者は風景や駐機中の機体、モデル撮影会なんかでは威力を発揮しそう。そちらで使ってみようと思います。

ライブビュー液晶は表示も鮮明だし、ワイド画面で情報量も多く、見やすい。
ただし、慣れの問題も多分にあるとは思うものの、ライブビュー表示では移動する飛行機をフレームに収め続けて追従することがかなり難しい。特に画角が狭くなる望遠、超望遠ではとにかく狙いが外れやすい。光学ファインダー以上に目標を一度見失うと被写体を探すのが凄く難しい。と言うことで、やはりファインダーを覗いて追従するのが基本かなと思いました。
使い方としては、通常はメイン液晶ビューで写りや現在の設定値なんかを確認しておき、撮影時はファインダーに目を当てると自動でメイン液晶からEVFに切り替わって、こちらでは電子水準器モードで撮る・・・というのがスタイルかなぁと思いました。

EVF。
やはり連射中は少々カクカクしてしまうところがある。比較的高速なコマ送り状態になるのですが、このコマ送りになる一瞬のブラックアウトで致命傷に近いダメージを被るのが500mmレンズ(35mm換算で750mm)で遠方の被写体を追跡する時です。おそらくはコンマ数秒の「ビューの静止」だと思いますが、この間に被写体の飛行機はかなり移動してしまっている。今まで以上に移動先を精密に予測してレンズを追従させないとズレが出てしまうように感じます。言わば逆レリーズタイムラグ・・・とでも申しましょうか。
光学ファインダーの場合はミラーが跳ね上がり、シャッターが切れる瞬間だけファインダーがブラックアウトしますが、その時間は通常なら1/100秒未満。カメラが画像処理をしている間もほぼシームレスに被写体を追跡できるのでこういった問題は発生しにくいのですがね。
なので、カーレースとか、超望遠で移動物体を追跡するような撮影では難があるように感じました。やはりEVFはまだまだ改善の余地がありますかね。
それでも200mm程度の望遠域ならほぼ問題なく追従できる印象です。広角側で使う場合はほぼ支障ないと思います。

JPEGの画質はα700よりノイズが乗るような気がする。
でもこれはJPEG出力の圧縮率の差から来ている気がします。α700では1200万画素で1枚あたり約7MB、α55では1600万画素で4MBくらい。そりゃぁ画質も落ちましょう。
JPEG派の私としてはやはり「エクストラファイン」モードが無くなったのはちょっと痛いですな。と言って、RAWだと閲覧も応用もめんどくさいしなぁ・・・困ったものですが。
しかし、まぁ、通常はフルHDモニタで見るので、縮小表示してしまえば気にならないかも。

試しに撮ってみた動画。
これは『画質は物凄く良い!』です。
普通のデジタルビューカムとは比べものにならないくらいの高画質。静止画にした状態でも鮮明にくっきりした映像が撮れてます。コンデジ画像の連続だったものがエントリー一眼レベルの画像の連続になったという感じでしょうか。
「画質そこそこのフルHDサイズの写真」で良ければ、動画で撮っておいて、後でコマを切り出して写真にしても良いかも知れない。
というほど素晴らしいのですが。
実際に撮影していると数分の撮影(飛行機が離陸して、上昇、旋回するあたりまでなのでものの2分たらず)で「画像素子高温」のアラートが出た。これも噂は聞いていましたが、なるほどこれかぁと思いました。これは実際問題として実用に耐えるとは言い難いですなぁ・・・比較的SONY信者であろう私(My Sony Clubのプレミアム会員ですからな!w)でも仕様としてどうかと思いますから、一般人なら激怒するでしょうなぁ・・・カタログにもフルHD動画が撮れる事が大々的に書かれているわりに、実はスペック表の端っこに小さく注釈で「手ぶれ補正ONだと9分撮影可能」って書かれてるわけですが、実際ネットで噂を見るまで気がつかなかったですからねぇ。この対応はちょっとどうかと思います。
と言うことで、ビューカムの代わりにするには長時間の動画撮影をする場合に問題がありそうですね。でも『短時間の動画ならかなり綺麗に撮れる』ので、まぁそこそこに使おうと思います。飛行機の着陸を撮るくらいの時間は耐えられそうだし。
ああでもできるだけ三脚と併せて使ったほうがいいですね。動画、手ブレ補正は効きますが、どうしても多少のブレがでるので。で、三脚で手ぶれ補正をOFFにして撮影すれば29分の連続撮影が可能らしいですし。それなら実用上もさほど支障なくなるかなと。
にしても、次世代機ではなんとか問題をクリアして欲しいですね。
という事で、レンズ交換式デジタルHDビデオカメラレコーダー「NEX-VG10」 http://www.sony.jp/handycam/products/NEX-VG10/ は、今までとは格が違うかなりの高画質動画が家庭で撮れるという事なのかも。そしてボディーが大きいから何らかの冷却手段を積んで通常の長時間動画撮影を可能にしているのかもしれませんね。というか冷却ファン付いてるんだろうな。以前のビューカムにも付いてたし。
そしてNEXシリーズがフルHD動画撮影対応を謳い、普通に動画が撮れる代償にボディ内手ブレ補正を搭載できなかったのだとすれば・・・そういう事なのかもしれませんな。

という感じかな。
明日もちょっと試写に行ってみようと思います。うむ。

あ、そうそうKINDLEが届きました。
目も疲れない感じだし、デバイスとしては良いですね。良いのですが・・・やはりPDF文書も小さな文字だと読みにくいですなぁ。解像度が無いからだろうけど。と言うことで、思ったよりも難がある感じでした。
やはりPDF画像ではなく、文字情報として読める形にすべきなんでしょうね。
でもまぁ、少しKINDLEに最適なスキャンのパラメータを探ってみるとしますかね。うむ。
ちなみにブラウザ機能でこの日記ページを読んでみたところ、こちらはわりと読めます。加えてブラウザにはエリア拡大表示機能もあるのでわりといい感じです。PDF再生の方にもこのズーム機能を実装して欲しいなぁ・・・うーむ。
※ああ、Aaボタンを押せば拡大できますね、PDFファイル。でも150%。200%、300%って選択で、一番使いそうな125%が無いのが辛いですわ。というか、もっと小刻みに倍率設定できてくれれば・・・orz
現状ではやはりiPadが最良のPDFビューワという事になりますかねぇ・・・でもデカ過ぎるんだよなぁ、やっぱり。今後軽量化されたiPad2が出るのを期待して待ちますかねぇ、うーむ。